金曜の夜遅く、東京駅から大宮方面に向かう東北新幹線に乗ると、日刊ゲンダイを手にくつろぐ渡辺喜美さんの姿をよく目にする。
　地元の栃木に戻るためだ。
　番組で何度もお世話になり、修士論文用の取材まで応じてくれた喜美さん。
「声かけるの悪いかな？」と思いつつ、大宮まで同席したことも。
　きょう発売の「週刊新潮」によれば、喜美さんに公職選挙法違反に問われかねない問題が浮上。化粧品販売のＤＨＣの社長から８億円借り５億円以上返していないというのだ。
　資産報告書や政治資金収支報告書の内容と異なるだけに、事実なら問題。
　江田さんらの離党と合わせ、渡辺党と揶揄されてきたみんなの党は、結党以来の窮地に立たされることになる。徳洲会事件で猪瀬前都知事を激しく批判してただけに余計に厳しい。
　安倍政権と対峙するはずの野党はどうなっているのか？
　民主は生活の党を取り込むか否かで根深い対立。維新は原発技術供与問題で分裂含み。結いの党は存在感なく、みんなもこれではねえ。共産は頑張ってるけど、当面は「一強他弱」状態が続くなあ。