「社会保障と税の一体改革」をめぐり、政府与党の詰めの協議が続いている。文言はどうあれ、２０１５年をメドに１０％になる可能性が高い。社会保障費には現在、３２兆円を超える予算が投入されている。年々１兆円以上増え続け、２０１５年には４０兆円を超える。
　これを賄うには、１％のアップで２．５兆円の税収が見込める消費税率のアップは避けて通れまい。ただ、震災で景気とマインドが冷え込んでいる今、それを打ち出すべきかどうかだ。ホントはＥＵ並みに１５％にしないと国家がもたない。
　国民の貯蓄総額が１４００兆、国の借金が１０００兆として、年間４０兆円以上、赤字国債を出していると、その差額の４００兆円なんて１０年で食いつぶしてしまうからだ。う～ん難しい。
　もっとビックリは、佐賀県の古川知事が海江田経産相の訪問を受け、玄海原発再開にＧＯを出したこと。古川さんとは日本ＩＢＭの有識者会議で一緒で、官僚出身にしては豪気で、政治家にしては緻密という好印象を抱いていた知事。その古川さんがＧＯを出したとは。玄海３号機にはＭＯＸ燃料が入っている。同じ佐賀の原口さんはそのことをものすごく懸念していた。万一が起きれば、隣県の福岡だって相当な被害を受けるだけに、この結論は分からないなー。
　いいビックリは、右の写真の拙著が売れ続け、文教堂浜松町店では文庫ランクで２位をキープ、丸善本店でも文庫ランキングで５位に上昇したことだ。このままいってほしいなー。