国会は代表質問が終わり衆議院予算委を舞台に質疑が続いている。ガッカリなのが立憲民主党の質問。「防衛予算より子育て予算が先」等の主張だ。どちらも重要で天秤にかける話ではない。
　岸田総理の長男、翔太郎秘書官の海外での買い物話、１０年前の子ども手当をめぐる丸川議員の「愚か者め」発言、取るに足らない揚げ足をとりをいつまで繰り返しているのか。
　立憲の論客が顔をそろえた１月３０日の論戦は、岡田幹事長以下、岸田政権を攻めきれず、階猛氏にいたっては、質問時間が無くなり、日銀総裁の資質の質問まで突っ込めなかった。
　泉代表は良い人だし個々の議員も優秀な人は多いのだが、全体的に見た場合、こんな政党は要らない。反撃能力を持つことの意味をしっかり質してほしかった。いつまで旧統一教会の話をしているのか！
　防衛費を増額し、本当に国土は守れるのか、与那国など先島諸島１０万人の命を守れるのか、トマホークを５００発買うことでどうなるのか質すべきだ。旧統一教会の話など、防衛や少子化ほど有事ではない。
　防衛費増額で与那国島や石垣島で暮らす人々の気持ちは二分されている。彼らの避難路はどうするのか、シェルターを設けるのか、ミサイル部隊はどんなものを配備するのか、聞くことはいくらでもある。
　岸田政権の支持率もは低いが立憲の政党支持率はもっとひどい。こんな政党に政権を担わせてはいけない。私は防衛費の増額に賛成だが、残る課題を立憲に代わってルポする。明日の東洋経済オンライン、読んでね。