東京・駒場の日本近代文学館の中にあるカフェ「ＢＵＮＤＡＮ（＝文壇）」。村上春樹さんの小説に出てくるメニューでファンに人気の店。
　今年こそノーベル文学賞かと憶測が飛び交う中、専門外の取材で大苦戦。私がハルキストでないうえ、村上さんゆかりの新宿のＢＡＲは当日取材ＮＧ。
　受賞者発表の夜に村上ファンが集う荻窪のカフェ「６次元」も午後３時開店で人っ子ひとりいない。これはやばいと思い、向かったのが駒場。
　何とかファンの声が取材できて、「ふー、穴を開けずに済んだ」と安堵しながら住宅街を歩いていたら東大前に出た。おーわが母校（ちゃうがな）。
　その後、港区内の大型書店で、店長の声を飛び込み取材して帰社。駒場に行ったおかげで思いがけず加賀藩の前田侯爵邸も見られた。
「村上ファンと書店の声を取るくらい楽勝」と思っていたのに冷や汗かいたなー。でも大丈夫。私、失敗しないので。（ドクターＸ、今晩からだな）