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Mar19

福島第1原発、ようやく一部復旧

 さっき、文化放送昼ワイド「大竹まことのゴールデンラジオ」に出演し、停電した福島第1原発の現状を解説してきた。
 今日のアシスタントは、眞鍋かをりさん(愛媛・西条高校出身)。あらためて、「ボクは今治西ですから」と念を押してきた。(なんの話や・・・)
だいいち1.jpg 福島第1原発の話だけど、1、3、4号機の冷却システムが止まったというのは、かなりまずい。
 今月1日、敷地内を取材した際、東電側は「燃料がメルトダウンしていない4号機だけは順調に進んでいる」という話をしていた。
 しかし、停電で4号機のプールの温度が上がったことは、いまだ予断を許さない現状であることを物語っている。
 下の写真は、これは先日見せてもらった共用プールの写真。6300余体の燃料を冷却保管している施設。
だいいち2.jpg  ここも停電でシステムがストップ。放射性物質を除去する施設も稼動できない状況になった。
 さっそく、中部大学の武田邦彦教授に電話。
 武田さんは「停電というより、一度停まって、その後、動かない状態ではないか」と話す。そして「4~7日程度、猶予はあるので復旧できる」とも。
 その言葉どおり、徐々に復旧してはいるが、菅官房長官が語った「心配ない」は当てはまらない。停電はこれで3度目。冷やせなければ危険度は増す。福島第1原発は依然として「そこにある大きな危機」であり火薬庫だという認識を、もっと国民は持つべきだ、と思う。
 
 

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