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Mar16

アップルとユニクロ

 きのうは南海放送の皆さんと飲み会。前日も遅かったのでかなり眠い。しかし、早朝、特に予定していたわけではないのだが、東京・銀座に取材に出かけた。
eooA1LAkh7Zts_3-31065-1-attach-d3.jpg アップルストア銀座店前。今日から新型の「iPad」が発売されるとあって500人近い列が。先頭の大学生はおとといから並んでいたそうだ。
 そこから300M離れた場所ではユニクロ銀座店がオープンとあって、これまたすごい行列。挨拶した柳井正会長は、「銀座店をグローバル化の拠点に」と力を込めて語った。
 東京の「顔」の1つである銀座が活気づくのは良いことだ。とはいえ、大人の街、高級なイメージの街が、時代の流れとともにカジュアルな街へと変貌を遂げるのは哀しい。
eooA1LAkh7Zts_3-31066-1-attach-d3.jpg 銀座は銀座だからいいのだ。「H&M」や「ZARA」といった外国の格安ブティックが軒を連ね、家電量販店やカジュアル衣料店が幅を効かす銀座は銀座じゃない。ツンとお高くとまっていてこそ銀座である。
「安さ」には需要があるので、そういう店ができると繁盛する。それによって銀座全体の株が押し上げられている面は否定しない。
 しかし、"天下の銀座"だけは、巨大な格安ショッピングモールみたいになってほしくない。老舗百貨店や世界のブランド店がひしめき、1貫1000円もする寿司屋があるからこそ銀座なのだ。
 日本の街には個性がない。私の故郷・愛媛で言えば、松山駅前も今治駅前も宇和島駅前も似たような風景が広がる。大宮駅前と仙台駅前なんて全く同じ。つまらないなと思う。それぞれの街には、それぞれの個性を保っていてほしい・・・変わりゆく銀座で取材しながらそう思った。
 

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