今日は午後からずっと国会。国会到着直後、代議士会で「菅さんが辞意を表明し、鳩山さん以下、不信任に賛成すると宣言していた議員が反対に回る」という情報がもたらされた。とんだ茶番である。しかも鳩山さんが菅さんに示し、菅さんも「了」としたとされる三つの確認事項についても、「あれは契約ではない」、「総理は辞めるとは言っていない」といった情報が錯綜。
　事実、さっき行われた菅さんも「いつをメドに辞めるか」は言及していない。つまり、鳩山さんと約束したとされる「復興と原発に一定のメドがついたら辞める」という話は、半年後なのか１年後なのかわからないということだ。
　上杉隆さんらの自由報道協会主催による原口一博前総務大臣の会見に出てきた。私も質問した。「総理の決断というのは重い」・・・なるほどそれはわかる。しかし、この曖昧な決着は何なのか、その回答は、シャープな原口さんの会見でも、東祥三内閣府副大臣らへの取材でも見い出せないままだ。
　奇しくもちょうど１年前、鳩山さんは「国民が聞く耳をもってくれなくなった」と紅潮した顔で話し宰相の座を去った。今日は、菅さんや民主党に対し、もっと聞く耳を持たなくなる国民が増えたことだろう。