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Apr30

これが菅政権の実態

 福島第1原発の事故対応に当たるため先月任命されたばかりの東大の小佐古教授が、きのういきなり内閣官房参与を辞任した。理由は「政府の対応は法に則っておらず、誰が決定したのか分からず納得できない」
 小佐古教授は主に「20ミリシーベルト」と定めた文科省などの学校の放射線基準を辞任の理由に挙げたが、「場当たり的」で「指揮系統が不明瞭」な政府の対応に愛想をつかしたというのが実際のところだろう。
 先週から、東電や原子力安全保安院の会見が1本化され、統合本部の名の下に毎夕行われるようになっている。一見、情報公開が進んだかのように受け止められるかもしれないが、1本化したため1回の会見が4時間前後かかり、200人の記者が個々に質問する時間はないのが現状。おまけに事前登録制なので、放送局の社員であっても報道部の人間でない限り、いつ会見が行われるかわかりにくく、フリーランスには実績も求められる。つまりは情報公開は進んでいないのと同じなのだ。
 反菅でもなければ非民主でもない私だが、今の体制にはウンザリだ。菅さんをはじめ人心を一新して復興に団結できる体制を作ったほうがいい...そう思わざるを得ない。さあ、これからはフィギュアスケートに熱中しよう。

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