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Jun20

民主党解体新書

 民主党が開いた両院議員懇談会。自民、公明両党と合意した社会保障と税の一体改革法案の修正案(右下は修正合意の写真)をめぐり、またしても紛糾。執行部は押し切ったものの亀裂がさらに深まった。
民主党自民党公明党.jpg 野田総理は冒頭、「ノーサイド」を再び持ち出し、「一定の時期には結論を出し、乗り越えていこう」と述べたが、時間がかかり過ぎ。
「消費増税はやる」と決めていたのであれば、グイグイ推し進めるべきだった。党内の反対派に気を遣い、世論に怯えているうちに、余計に反対論が強まることだってある。
 政策は、それによってプラスになることが多いと判断できれば、一部に反対の声があろうと実行に移すべきで、大阪市の橋下さんが、市長就任半年でマニフェストの半分を達成できたのは、一気呵成に押し進めた産物。
首都高.jpg 左の写真は、築50年を迎え、耐震補強が進む首都高速の工事現場。先日、取材した際、撮ったものだ。
 民主党は発足16年しか経っていないのに、様々な党が選挙互助会的に集まり、その後、成分が異なる小沢自由党まで混ぜ込んだものだから、早くも耐用年数を過ぎてしまったように見える。
 党代表や政策責任者が決めたことに、「我々は野田さんや前原さんの子分ではない」と最後まで抗う議員が多いというのでは、もはや同じ組織とは言えぬ。
 民主党はもう、表面を取り繕うだけの耐震補強では済まされないところまで来ている。
 

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