あすは写真下のホテルが自民党総裁選挙の会場。ここで事実上、次の総理が決まる。あすは私も現場に行って「大竹まことゴールデンラジオ」で中継する。投票箱を開けてみないとわからない選挙なので楽しみだ。
　一時は圧倒的優位だった河野さんは、若手中堅の「党風一新の会」が開いた意見交換会で、議員たちの政策立案過程を「ギャーギャー言ってるだけ」と本音を述べてしまい墓穴を掘った。
　下の図は共同通信がまとめたものだが、党員・党友票では半分近く獲っても議員票が１００票にどれだけ上積みできるかどうか。仮に勝って第１００代の総理になれても党内基盤は極めて弱い。
　逆にきょうの派閥の緊急総会で勝利モードになっているのが岸田さん。幹部からは「勝った」との声も上がっている。岸田派（宏池会）は昔からお公家集団と呼ばれ詰めが甘いが、相応の手応えはあるのだろう。
　高市さんは僅差の３位なら大健闘。安倍さんのメンツも立つ数になる。数々の討論会で岸田⇔高市の質疑が一切なかったのは、決選投票での岸田さんとの２位３位連合に備えているためか。
　そんな岸田陣営からは、岸田内閣の官房長官は女性の上川法相か写真上の小野寺元防衛相との声が上がる。幹事長候補は萩生田文科相。見た目は河野さん、実際には岸田さん優位で本番を迎えようとしている。