首都圏では中学受験真っ只中。男子校の最高峰、開成中の柳沢幸雄校長にお目にかかった。東大合格が目標ではなく、たくましい大人になるための教育が売り。
　数年前、拙著の取材で開成中にうかがったときは、開成の教育方針を丁寧に説明していただき著書までいただいた。久々にお話ができてよかった。
　さてアメリカでは大統領選挙に向けたアイオワ州の党員集会がスタート。人口２０万の州都デモインに世界の目が注がれている。
　アイオワは小さな州だ。
　そこで誰が勝利しても全米の意思を反映したものとはならない。
　たとえは悪いが日本で言えば米子で勝っただけのようなものだ。
　それでも重要なのはメディアの目が注がれ一連の予備選のうち５割のシェアを割くという点だ。候補者は名前と政策をＰＲでき、勝てば勢いをつけることができる。（写真：朝日）
　きのうはコメンテーターとしてアイオワとニューハンプシャーの重要性を語った。その次は、来月３日のスーパーチューズデーがヤマになる。
　私は近くアメリカに飛ぶ。大統領選挙の雲行きを肌で感じて、喋りでもデスクとしてもニュース番組に反映させていきたいものだ。
　昨夜は先々のことを念じながら恵方巻を食べた。新型コロナウイルスだけでなく、専門の教育や政治を伝える延長線上に大学教授ポストが待っているといいな。