世界文化遺産、沖縄の心のシンボルでもある首里城が７棟を焼失した。朝、起きてテレビ映像を見たとき、驚きのあまり言葉を失った。
　パリのノートルダム大聖堂火災や熊本城天守の崩壊などもそうだが、心の拠り所を失った沖縄県の皆さんはどんな思いなのだろうか。
　報道では早朝からこの対応に追われた。誰を現地に出すか、誰をつなぐか。系列のラジオ沖縄の皆さんが早々に対処してくれたおかげで助かった。
　首里城周辺はどことなく韓国の城塞都市、水原に似ている。交易の拠点、幾多の興亡を経て花咲いた王朝文化が共通するからかもしれない。
　担当番組ではあすも那覇の現場をつなぐ予定。復旧に向け、どれほどの歳月と費用がかかるのかなども特集できたらと考えている。
　それにしても本当に残念だ。自分で言えば、松山城や道後温泉本館が焼失してしまったらどんな気持ちになるだろう。
　きょうは河井克行法相辞任のニュースも放送した。記事の中身はきのうから把握していたので予想どおりの展開。しかし首里城に比べれば些細なニュースだ。