統一地方選と参院選が重なる亥年選挙。１２年前、閣僚の不祥事が相次ぎ、参院選で歴史的大敗を喫し辞任に追い込まれたのが安倍総理大臣。
　先週、安倍さんの側近、萩生田幹事長代行が口走った「消費増税先送り＆衆院解散」発言は今なお波紋を拡げている。単なる観測気球か代弁か。
　よく見る衆院解散の風景。これが最短だと６月冒頭にもありそう。その場合、６月３０日が衆参ダブル選挙の投開票日になる。私が安倍さんならそうする。
　まず野党の選挙協力が全然進んでいない。となると与党が有利だ。しかも選挙終盤は大阪のＧ２０の真っ只中で、安倍外交の成果を強調できる。
　大阪で安倍さんが仲介する形で米中会談でもセットできればなおプラス。景気が悪化しないうちに、そして五輪が始まる前に解散したほうが与党には絶対お得。
　普通は７月２１日に参院選の投開票。それならすでに最高のキャスターを選んだ。それが６月末にダブルとか衆院選を８月４日にとかになると面倒極まりない。