米朝首脳会談から２カ月半。北朝鮮に非核化に向けた具体的な動きは見られない。むしろ逆の動きになっているのは、世紀の会談と言われた首脳会談で曖昧な合意しかできなかったツケだ。
　そこで北朝鮮政治の専門家、慶應義塾大学の礒崎敦仁准教授をお招きした。北朝鮮にとっては、アメリカがトランプ政権で、韓国が文政権である今が変化のチャンスだという話。納得！
　来月９日は北朝鮮建国７０年の記念日。その先には南北首脳会談もある。身柄を拘束していた日本人を解放したところなどを見ると、まだまだ話し合いの余地はあると思うのだけど。
　そんな中、ソウルで留学生活を始めた娘は、ＫＢＳ韓国放送公社を訪ねたらしい。韓国ではＮＨＫのような放送局。いずれＭＢＣやＳＢＳなども訪ねて、いろいろ得てもらいたいものだ。
　日本の中には韓国は日本より遅れているという先入観があるかもしれない。
　しかし実際は科学技術や芸能、スイーツなども含めて一歩も二歩も先んじている分野が多々ある。
　では、ジャーナリズムはどうなのか。２０年前、アメリカのミズーリ大学でメディアの勉強をしていた頃、周りのアジア人は全員が韓国人だったことを思い出す。
　マスメディアの世界も韓国が一歩リードしているのかも、と思ったりする。朝鮮半島が激動する中での留学は意味あるものになるはず。私は３５でアメリカに留学したので、若くして韓国に浸れるのは羨ましい。