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Mar30

名取~伝え続けたい被災地の「今」

 仙台に行った目的は、震災から4年で、仙台市若林区から亘理町に至る沿岸部の復旧・復興状況を自分の目で確認したかったから。
CKgbMrioV9Pww.3-45526-1-attach-d3.jpg ここは名取市内の閖上さいかい市場。
 津波で店を失った方たちが集まり仮設商店街を作っている場所。出張取材ではじっくり回れないのでプライベートで話を聞きにね。
CKgbMrioV9Pww.3-45528-1-attach-d3.jpg 去年来たときは塩害除去作業が続いていた沿岸部。
 今年は更地化が進み住宅再建に向け土地のかさ上げ工事が続いている。しかし、至るところに仮設住宅が残り、復興住宅への移住は進んでいない。
CKgbMrioV9Pww.3-45534-1-attach-d3.jpg 1階部分が津波で破壊された震災遺構。
 新たに設けられた慰霊塔などを除けば、閖上地区は見渡す限り何もない場所...のままだ。放射能がある福島とは違うのに、この遅さは何なのか...。
CKgbMrioV9Pww.3-45533-1-attach-d3.jpg「商売させてもらっているだけで幸せ」
 さいかい市場の方たちは言う。
「でもやっぱり遅いですよね」「復興住宅なんて数少なくて抽選ですもん。入れませんよ」といった本音も聞かれた。
CKgbMrioV9Pww.3-45529-1-attach-d3.jpg 私ができることは限られている。
 被災地を訪ねお金を落とすこと。
 そして放送を通じ政府の背中を押し、視聴者や聴取者の関心を被災地に向けさせ続けることくらい。微力もいいとこだけど、それでも継続していかねば、と痛感した。
 

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