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Oct24

慶応義塾横浜初等部

 この季節になると、首都圏の国立・私立小受験を目指している知人から相談を受ける。今年の目玉は、何と言っても、横浜市青葉区に来春開校する慶応義塾横浜初等部だ。
ふくざわ1.jpg 慶応の附属小としてはすでに幼稚舎があるが、横浜初等部も、よほどのバカじゃない限り、大学までエスカレーター式に進学できるとあって、説明会はいつも超満員。
 実際、「体験教育」「自己挑戦教育」「言葉の力の教育」の3つを柱に子どもを伸ばすとする教育方針や、「生き方科」「福澤先生の時間」まで用意される慶応らしいカリキュラムには魅力がある。
 しかも、試験日が、首都圏の人気校の入試が相次ぐ11月初旬よりも遅いこともあって、どれだけの競争率になるのか興味深い。
ふくざわ2.jpg ただ、子どもを慶応の附属小に入れるということは、わずか6歳の段階で、ハーバードやスタンフォード、東大や京大への進学の可能性を放棄するに等しい。
「美大に行きたい」とか「体育系に進みたい」という子どもがいても、「せっかく慶応に入ったのだから」と、その芽を摘んでしまう可能性もある。
 慶応を蹴って早稲田に進んだ私(国立は落ちたけどネ)から見ても、今は慶応が、教授の質、研究の先進性、就職の強さから見て、日本一の私学だと思うけど、「是が非でも慶応に」と思うなら、大学で狙うのが一番入りやすい。
 大学入試なら、小中学校受験より競争率や偏差値が緩和されるし、学部によってAO入試もあれば、法学部のようにFIT入試(=教授と相思相愛なら合格という新制度)もある。
 それは早稲田も同じなので、早慶の附属校を検討されているなら、あまり焦らないようにと申し上げたいね。

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