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Jun22

風鈴考

 私は風鈴が嫌いである。風鈴は涼しさを演出してくれるニッポンの夏の風物詩だが、一陣の風に流され、右に揺れ左に揺れては、チロチロリンと人に媚びる音を出す態度が気に食わない。
風鈴.png 私の自宅があるさいたま市の最寄り駅にも、コンコースに風鈴がお目見えし、風になびいては、「私はここよ」と言わんばかりの音色で、先を急ぐ私の関心を引こうとする。
 何と姑息なやつであろうか。音色自体は、確かに一定の清涼感を持って聞こえなくもないが、強いものにぶら下がり、さりげなく自己主張するところは、三流の政治家にも似て、逆に暑苦しさを覚えてしまうのだ。
増税のぼり.jpg 東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテルでは、おとといあたりから、風鈴のような議員の姿が見られる。
「我々こそ正義」と強調し、消費増税採決で造反⇒離党&新党結成へと突き進んでいく民主党・小沢元代表は、それが彼の主張なのだからいい。
 最後まで付いていこうとする議員たちもまた、筋を通す意味では理解できる。問題は、「小沢先生とともに戦う」などと勇ましいことを言いながら、流され、ひよる風鈴のような議員たちの存在だ。
「離党? どうしようかな・・・」と怖気づく議員たちが、小沢Gの拠点となっているホテルを跋扈している。
 御年70歳で刑事被告人、妻からも見放された老政治家の最後の戦いに、議員バッジを失うことも覚悟で行動を共にする議員は、最終的に何人いるのだろう。(特に、九州のH議員、K議員、ひよってませんよね?)
 

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