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Apr27

ふぞろいの林檎たち

 前田、田中両大臣に対して可決された問責決議。確かに不適格な大臣だが、もっとひどいのが松原仁・国家公安委員長兼拉致担当大臣。
 右下の写真は、松原大臣の会見が始まる前の内閣府会見場。京都府警亀岡署で起きた、加害者に被害者の連絡先を教える大失態を受けて、何を語るかと思えば、官僚が書いた原稿を棒読み。
内閣府2.jpg わずか10分の会見後、他の記者からは「また棒読みだね」「きのうのコメントのコピーを見せられてる感じ」「岡崎トミ子(=民主党の元特命相)よりひどい」と失笑が漏れた。私も同感。「ありゃアホだね。会見するたびに票が減るよ、きっと」と応じた。
 TVタックルなどでマスメディア慣れしているのになぜなんだろう。きっと言質を取られまい、とにかく慎重にいこうという思いだけが頭にあるのだ。なさけない大臣である。
 言葉だけ巧みな政治家も困るが、言葉で聴衆の心を惹きつける魅力がないと、人は期待感を抱くまい。
外務省.jpg こちらの写真は外務省会見場。今日は在日米軍再編がらみの会見が行われたが、民主党のホープと目される玄葉外務大臣もメッセージに驚くほど魅力がない。
 今日のような報告会見なら淡々としていて構わないが、普段の会見は、体温が感じられず、官僚の言葉を代わって述べるロボットという印象。私がもっとも「この人の会見には行きたくない」(=行っても意味がない)と感じる1人だ。
 野田政権はふぞろいの林檎たちだ。ひと山いくらで計ろうにも、虫食いのりんごもあれば光沢がないりんごもある。
 もっと良いりんご、民主党農園にはたくさんあるのになあ。ここまでひどいと、まだ昔の自民党農園のほうがマシに見えちゃうよ。
 
 

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