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Dec30

今年の取材納め

 今年の取材納めは、福島県双葉町の住民600人が避難している埼玉・加須市の旧・騎西高校。
 原発処理工程表のステップ2は終了しても、放射性物質がそこにある限り、そして、中間貯蔵施設が作られようとしている限り、帰りたくても帰れない。
njmom_m0SnkpU_3-30072-1-attach-d3.jpg 騎西高校前には、双葉町役場による看板と門松が立てられていた。 
 70代の高齢者からは、「食事が合わん。でも仕方ない」、60代男性からは、「ここが一番安全なのだと言い聞かせている」といった声が聞かれ、大学進学をせず就職するという高校生からは「賠償を急いでほしい」と切実な声も口を突いて出た。
 今年の取材納めに、今年を象徴するシーンに立ち会うことになろうとは。来年は、消費増税やTPPで大変な雲行きになると思うが、政治とメディアの責任として、復興と原発処理を急がなければ、と痛感させられた。

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